評価者のための文章書き方講座を実施中

以前から必要性を認識していた、「評価者のための文章書き方講座」。
ようやく実施することになり、現在進行しています。
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書き方を習う必要性
第三者評価の評価者の仕事は、文章で残す仕事です。
都民に広く公開することを目的としているので、その事業所を知らない人にも、ある程度イメージが湧くようなものであることが望ましいと、私は考えてきました。ところが、そういう文章をみなが書けるわけではないのです。
実際、年上の男性評価者に言われたことがあります。
「はっ! 何年日本人をやって来たと思ってんだ! 小娘が生意気言うな!」
困りますねー。文章力がない人に限ってこういうことを言いますね。
当社のすべての講評は、私が修正しています。それは、何十年と積んできたプロのライターの経験で行っているので、無頓着に文章を書く人とは一線を画すものだと自認しています。文章を一瞥すれば、文章力がどの程度なのか、まるっとお見通しです。
あ、それと、私は小娘ではありませんよ。おばちゃんです。年下なだけです。
多くの人は、学校でちゃんとした文章の書き方をほぼ教わらないと思うんです。作文ではなく、何と言うか…ビジネスで読み手の思考の邪魔をしない文章と言いますか。それが書けない人が本当に多いのです。(お偉い先生が書いたアカデミックな文章は、違う世界の物なので、ここで言う文章には含みません。)
習っていないから書けない…年を重ねるにつれ、聞く耳を持たなくなっていくから、いつまでも書けるようにはならない。その悪い連鎖を止めたいと長年思ってきました。
ルールが身につけば、書き手は文章を書くのが楽になります。「あーヤダ…何から書いたらいいんだ?」と悩まなくなります。そんな悩みが聞こえてくるような文章は、実際多いです。それを解決したい。
読み手にとって頭にすっと入りやすい文章を書けるのは、他の人にもメリットになります。
文章力を上げるメリット
嘆いていても何も変わらないので、私がイチから作った「文章書き方講座」を新評価者に受けてもらうことにしました。
完璧な文章を求めているわけではありません。まずは、ご自分の文章のクセを知って、修正していただきたい。そしい、望ましい文章の型や流れを理解し、自分のものにしてほしいのです。
言い方を変えると、少ない労力で、伝わりやすい文章を書けるようになってほしい。
このスキルは、一生ものです。しかも、仕事の効率が上がります。
これは私の経験ですが、ある人が新規事業の説明をしました。ご本人は「この文書を読んでもらえれば分かります」と言って、ろくに説明しませんでした。「ここに全部書いてあるので、質問はないと思いますけど…」と言った瞬間、その場の全員が「質問!」と言って挙手しました。一人が質問すると、「あ、それ、私も疑問に思いました」と他の人が続く。それが12回も続きました。
もし本当に、必要なことが不足なく書いてある文書だったら、質問がそんなに出ることはないのです。その辺は『Templates』という本に詳しく載っています。
言語化できていない、他者の目線で物事を見ることができないから、全体的にちぐはぐな文書を提示してしまい、自分の口で補足することもできず、混乱に陥った例でした。文章がしっかり書ければ、文書が不足なく作られ、避けられたはずでした。
どの業種の人でも身につけて損はありません。とりわけ評価者であれば、自分のためにも他者のためにも必要です。
進行中
提出された課題を見て、自分が足りなかったことや良くなかったことも見えてきました。
今回は時間に余裕がないので、詰め込みすぎている自覚はあります。吸収してもらえるだろうかと、そればかり心配しています。
トライ&エラーの1回目ですから、直すべきことはたくさん出てきます。未熟な講師で申し訳ない…と思いつつ、今日も課題のフィードバックをし、次の課題をまとめました。
これができる作業環境であること、これを受け入れてくれる人物が現れたことが本当にうれしいです。評価者になったからには、より良い講評を書いていただきたいですからね。
これが次のチャレンジにつながるといいなーと思いながら、作業しています。

