現場の方に聞くということ

(イメージ写真 by PhotoAC

先日、地方の保育関係者とお話する機会がありました。

私は東京を活動拠点にしているので、東京の感覚で待機児童が地方なりに問題になっているだろうと思ってうかがってみました。

東京の都市部では待機児童数が多いとはいうものの、保護者の視点は「入れる保育所が通勤圏内にあるか」で保育所を選ぶことにあります。そのため、最近では「駅前保育」という言葉もよく聞きます。

一方地方では、都市部と違い、通勤にマイカーを使う方も多いことから、保護者は駅前保育より事業所内にある保育所のニーズも高いのです。

それはそうですね。
地域が違えば、事情も変わります。

それを受けて、保育ニーズの内容も変わってきます。
現場の方がどんな思いで、どんな対応をされているかも変わってくるでしょう。

今年度の評価者研修では、保育の現場の方の実に興味深いエピソードや経営姿勢についてお話をうかがうことができました。
そんなところがあるなら、見学させてほしいと思ったくらいでした。

現場の方に話をうかがわないことには、本当に抱える問題や底力は見えてきません。
自分の仕事に関して考えてみると、評価の作業は書類上のチェックだけでは終わりません。
見て、聞くことが重要なのです。

次にお会いする方からはどんなお話をうかがえるか、とても楽しみです。

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