【用語解説】組織マネジメント、意思決定、周知

クリエイター: Kaleidico /出典: Unsplash

用語解説シリーズの2回目となる今回は「組織マネジメント」「意思決定」「周知」について説明します。

(1回目は事業プロフィル

いずれも「組織マネジメント」分野によく出てきますが、単語の字面以外のことを理解する必要があります。

※この解説シリーズは、公式な説明ではなく、こう言えばすっと理解していただけるかなと独自に解説するものです。

組織マネジメント

一般的には組織を構成するヒト・カネ・モノを管理することかと思いますが、第三者評価においては「サービス」と対をなす概念です。

言い換えれば、サービス以外で評価の対象となるもの、ということです。

もう少し具体的に説明すると、組織を動かす要となることを決定するルールはあるか、ルールに則って決定しているかということ。つまり、組織運営とほぼ同義です。

具体的な場面では、中長期計画と単年度計画はあるか、それは誰がどのように策定しているか、単年度計画は中長期計画を基に策定されているか、といったことが評価項目にに出てきます。

決定した事項を周知することも、組織マネジメントに含まれます。

意思決定

第三者評価でいう意思決定とは、個人の意思を決定することではありません。

組織運営に関わる決定を指します。

組織の方向性に関わる重要な決定をすること、と捉えてください。

周知

組織マネジメントに関する用語でよく出てくるのが「周知」または「周知徹底」という用語です。

周知とは、文字の通りあまねく知る、広く知れ渡ることを指します。

周知徹底はさらに強力な言葉で、すみずみまでいきわたらせること。第三者評価において「周知徹底」とは、パートのおばちゃんだろうが、月数回来る夜勤の人だろうが、すべての職員に知れ渡っていることを意味します。

ですから「周知徹底しています」となると、その対象となる情報や物事を知らない人が事業所内にいてはいけないのです。

情報を発信するだけでなく、すべての職員がその情報を知っていることを確認して初めて、「周知徹底」がされていると言えるのです。

そのくらい強い言葉なので、よくよく吟味して使用する必要があります。

(W)

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